3.11

もう5年 まだ5年

どちらともいえることだと思います


あの日、私はここで死ぬかもと本気で思いました

経験したこともないような揺れで本当に恐ろしかった

子供のころやらされていた避難訓練のまま、職場の机の下に潜り込んでました

揺れがおさまり最初にやったことは他の多くの人と同じ、家に電話すること

でも呼び出し音だけがなり続け留守なのか出られないのかがわからない

何度もかけなおしてるうちに電話がつながらなくなり不安は増すばかりになりました

その当時、家には義母と先代猫のタロウがいました

タロウは16歳 体力も衰えて寝てばかりいましたし義母も70代で家に二人きり

無事なのか、家がどうなってるのかもわからず不安なまま帰宅を決意しました

電車はすでに止まっていましたし道路もありえないくらい渋滞していました

途中までバスに乗っていましたが、動かないので降りて歩くことにしました

あの日は多くの人が歩いていましたね

ところどころ停電して真っ暗な道もありましたけど、歩道には人がたくさんいたので

怖くはなかったのを覚えています

今考えると、帰宅途中でまた地震に襲われる危険もあったので無謀だったと思います

でも当時はとにかく家のことが心配でそれしか考えられなかった

7時間くらいかけてようやく家の近くまで戻り、その頃になって主人と連絡がとれて

車で迎えにきてもらいました

主人も帰ってくるのにとんでもなく時間がかかったと言ってました

幸い家の中は何も壊れることはなくタロウも義母も無事でした

義母は地震の時知人の家に行っていて留守だったそうです


あの時

タロウは一人で家にいたんです

ものすごい揺れの中 家じゅうから聞いたこともない音がして

どんなに恐ろしかったでしょう

それがあの子の寿命を縮めてしまったのではないかと今でも思っています

タロウはその年の暮れあたりから体調をくずし、翌年の夏に虹の橋にいってしまいました

私にとっても辛い時期でした


5年

まだ生活を取り戻せない方がたくさんいらっしゃいます

私たちに何ができるのかわかりませんけれど 

常にそのことを意識してせめて心を寄せていたいと思います



ターのままの猫徒然

ソマリとラガマフィンの猫息子達と猫歴20年のままの日々 時々天使になった家族のことも(^_^;) 最近新たに家族が増え賑やかになっています。

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